ノルウェーのラグンヒル・モビンケルは、スキーワックスに禁止されているフッ素が含まれていたとして失格となった最初のスキーヤーとなり、土曜日に行なわれた女子ワールドカップ開幕戦のフィニッシュエリアを涙で後にした。



ノルウェーのラグンヒル・モビンケルは、スキーワックスに禁止されているフッ素が含まれていたとして失格となった最初のスキーヤーとなり、土曜日に行われた女子ワールドカップ開幕戦のフィニッシュエリアを涙で後にした。

2018年平昌オリンピックの銀メダリストであるモヴィンケルは、大回転の1本目を6位で終えていたが、スキー板がFIS職員による必須の滑走後テストに不合格となり、失格となった。

今シーズンから施行されたルールでは、レース前のスキーの準備にフッ素系製品を使用することが禁止されている。

フッ素入りワックスが健康や環境に害を及ぼす可能性について長年議論されてきた結果、FISはフッ素入りワックスを競技会から追放した。

「私たちは何が起こったのか突き止めなければなりません。私たちは不正を行おうとしているわけではありません。なぜなら、それは私にとって最悪のことだからです」とラグンヒル・モビンケルはノルウェーの放送局TV 2のインタビューで語った。

国際スキー・スノーボード連盟の女子レースディレクターであるピーター・ゲルドルは、両滑走後にすべてのスキーで禁止薬物の検査が行なわれたと語った。

「このスキーだけがかなり高い値を示し、最低基準値をはるかに超えていたため、審査員の唯一の選択肢は選手を失格とすることだった」とゲルドル氏は語った。

この決断に、ラグンヒル・モビンケルのマテリアルサプライヤーであるヘッドは不信感を抱いた。

「最悪のケースが起きてしまった。まったく説明がつかない」とヘッドのレースディレクター、ライナー・ザルツゲーバーは語った。

ザルツゲーバーによれば、モヴィンケルのスキー技術者は2日前、彼女のスキーを「まったく同じ準備で」FIS職員にテストさせたという。今は暗赤色だ」。

スキー技術者たちは、アルペンスキーだけでなくクロスカントリースキーでも何十年もフッ素入りワックスを使ってきた。湿気や汚れをはじく層を作ることで、スキーをより速く滑らせることができると信じられている。スキーの底と雪面との摩擦を減らすことで、スピードが増すのだ。