
カクネ里雪渓は1950年代に地理学者が氷河存在の可能性を指摘。2011年、12年、富山県立山カルデラ砂防博物館によるレーダー測量で厚さ40メートル、長さ700メートルを超える氷体の存在が明らかになったが、氷は未採取だった。

24日は、ドリルで穴を開けた雪渓5カ所にポールを突き刺し、その位置を衛星利用測位システム(GPS)で測定もした。10月20日以降に行う2次調査でポールの位置を再度測定し、氷体の動きを確認する。氷体の動きが学会で認められれば、氷河に認定されるという。調査団長の小坂共栄(ともよし)・信大山岳科学研究所特任教授は「氷河のために必要なデータ収集まであとひと息。2次調査の結果に大きく期待したい」と話した。
(出典:信濃毎日新聞)
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