エアバスを生産する世界的な航空機メーカーのEADSが、日本と組んで「ZEHST(Zero Emission High Speed Transport)」という名前の超音速旅客機開発プロジェクトを進めていることが明らかになった。 通常の滑走路から離着陸し、成層圏を飛行するという。当初より商業化を目指しており、乗客数は50〜100人を想定しているという。 また、二酸化炭素を排出しないゼロ・エミッションを特徴としている。


 バイオ燃料を使う旅客機はターボファンエンジンで離陸、更にロケットブースターの力で急速に高度を高めて成層圏に出る。高度3万2000メートルに到達した後、ミサイルなどに使われるラムジェットエンジンを使って飛行する。 最高速度マッハ4(音速の4倍=時速5029キロメートル)で飛行中は対流圏の上を飛行するため騒音も聞こえないとのこと。

Concorde EADSによると、「外観はコンコルドに似ている。ZEHSTには新しいものはなく、すべてこれまでに開発されたものを組み合わせる」 また、「重力加速度が1.2Gを超えないため乗客は別途の訓練を受けたり装備を装着する必要はない」と説明した上で「2020年までに無人試験飛行機を開発できるだろう」としている。

 写真はコンコルド・・・高度5万5,000〜6万フィートという、通常の旅客機の飛行高度の2倍もの高度を、マッハ2.0で飛行した。定期国際運航路線をもっていた唯一の超音速民間旅客機でもあった。 騒音、燃費、航路限定、航続距離等の問題と全席ファーストクラス、プラス2割増し運賃ということで大衆旅客機として広まることはなかった。

 EADSのルイ・ガロワ最高経営責任者(CEO)は付け加えて、「われわれは数年後に売り出すような商品について話をしている訳ではない。安全面や技術面に加え、これに人間がどう反応するかも見ていかなくてはならない」と述べており、実用化には30〜40年はかかる見通し。


リニア中央新幹線といい、日本の超高速化への夢は果てしない・・・
僕らが子供のころ、近未来の交通としていたものが、21世紀初頭には実現していたかと思われたが、(コストバランスを考えた場合の)大量輸送としての地上での時速400キロの壁、空での音速を超えた飛行の壁は、なかなか突破することが難しいことが分かった。一方で電子機器の分野は、携帯電話をはじめ、この半世紀の発展著しい。

技術立国・ニッポン・・・
夢のモノづくりへ、子供たちは夢をもって、近い将来の実現のために勉強していってくださいね!