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ドイツの科学者は、この夏の猛暑が氷河の消滅を早めたため、アルプスの南シュネーフェルナー氷河の地位を剥奪した。

気温の上昇とこの夏の猛暑による急速な融解で、かつての氷河は平均6フィートの厚さにまで枯れてしまった。

バイエルン科学アカデミーが月曜日に発表したところによると、ドイツには現在4つの氷河しか残っていないことになる。

南シュネーフェルナー氷河は、ドイツの最高峰ツークシュピッツェの南の高原にある氷床である。9月中旬の測定では、この4年間で半分に縮小したことがわかったという。

つまり、もう滑るように下ることはできないので、氷河とは言えないとのことである。

「残りの氷は、今後1〜2年の間に完全に溶けてしまうだろう」と科学者たちは言った。

専門家によれば、ヨーロッパの氷河の多くは、人為的な気候変動により、今後数十年のうちに消滅する運命にあるようだ。


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ガルミッシュ・パルテンキルヘン近郊のツークシュピッツェ山頂に停車中の雪上猫(2022年6月25日)。ドイツの科学者たちは、この夏の猛暑が氷河の消滅を早めたため、山頂の南の高原にある氷のシート、南シュニーフェルナーを氷河としての地位から剥奪した。