実力を発揮した選手と、発揮できなかった選手の違いは「開き直り」という点。

両者とも大会前は、社会的責任と義務感が生まれたという心理状態は同じ。
実力を発揮できなかった選手は、切迫感によって負のスパイラルに陥り、不安と重圧を抱えたまま試合を迎えていた。
実力を発揮できた選手は、切迫しても、これまでの取り組み(強化内容)を振り返り、強気の態度に出る「開き直り」の感情が出現。自身に集中して試合に臨むことができていた。

「『開き直り』をするには、日頃から自分自身を理解し、やるべきことに集中しておくことが重要」
「選手は、自分一人で戦うと思わないでほしい。コーチら周りも、選手を一人で戦わせないようにすることが大事」