指導者がすべきは、明確な言葉でコーチングをすること。
選手の頭の中にたくさんの『?』がつくような疑問が出るコーチングをすると、選手の意識に刺激を送ることになり、いつまで経っても無意識にプレーすることはできない。
「私はこう思う」といった主観的な言葉を使うと、選手は『監督はこう考えているが、自分はどうだろう?』と考え始める。主観的な言葉を使うと、選手の主観的な部分を刺激し、選手の頭に疑問が残り、意識に刺激を与えてしまう。
一方で客観的な言葉を用いると、選手たちは落ち着いた状態でいれる。
指導者が事実に基づいたコーチングをすると、選手の意識的な部分を刺激せずに済み、無意識的な部分だけをコーチングできるようになる。

指導者が客観的なレファレンスを用いることで、選手はその指導者の言うことを正しい、事実だと判断し、選手は納得し、疑問を抱くことなく指導者についてくる。