【1日目】
GS系フリースキーでは外脚一本でセンターポジション+腰高意識の基本練習を行ないました。
足首、膝、股関節が適度に曲がり、雪面状況に応じて常に動けて荷重出来るポジションを確認しました。
スキーズラシの中で圧を加える方向にバランスを取り、上体(腰、胸、肩のライン)の方向を意識しながら、中急斜面で何度も反復しました。
シーズン初めですので、しっかりと基本的な部分を身につけてからポールトレーニングに入れるようにしていきたいです。
SL系でも上体(腰、胸、肩のライン)の方向、大きく上下に動けるような脚の動きを意識して、またロングポールでのポールを倒していくためのライン取りなども意識出来るようなトレーニングを行ないました。
熟成にはもう少し時間を要しますが、1日のトレーニング時間の中ではかなり集中して意識する滑りが出来たと思います。
このようなトレーニングをすると身体も熱くなっていきます。普段より全身の筋肉を使って燃やしている証です。


【2日目】
GS系は、ノーストックで全身でのターン運動と外腰を前に出ていくようにハンドワークを利用したメニューを行ないました。
引き続き、ショートポールを使ってターン弧を規制した中でも同様にトレーニングしました。
SL系もノーストックでのバリエーショントレーニングです。腕を胸に組んで上体の自由度を規制しながら積極的に脚の運動と上体の方向性でターン運動が出来ようにしました。
運動を理解した上でインターバル広めのセットのポールでライン取り、上体の方向、腰・肩のラインを意識しながら反復練習を行ないました。
ラスト1本は、「本日のまとめ」をテーマに自分へのアドバイス内容や練習内容を踏まえて自己表現して締めくくりました。
この「今日、トレーニングしたの自分の滑りを自分なりにまとめる」というのが大事なように思えます。
各選手とも、今の自分を理解して改善ポイントをイメージして自己表現しているのが、見ていて伝わってきました。

身体も頭脳も使ったので結構疲れたと思います。
ひたすら滑りこむのも必要ですが、タイムばかりを追わずにテーマをもって意識してじっくりと滑ることも大切なことが感じた内容だったと思います。


今回は小学生と中学生以上の滑り込みが少ない選手が中心でしたが、それぞれ得たものがあった滑りを見ることができました。


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