山形市蔵王温泉で「ホテル蔵王」を運営していたセントラルプロパティマネジメント(旧商号・紀州鉄道ホテル蔵王)=東京都、中川源行社長=は29日までに事業を停止した。28日に山形地裁に自己破産を申請、同日破産手続き開始決定を受けた。弁護士によると、負債は約1億2千万円。土地と建物は別の企業が所有しており、この企業などが営業再開を予定している。

 帝国データバンク山形支店、東京商工リサーチ山形支店によると、同社は1979(昭和54)年に設立。91年に紀州鉄道(東京)に買収され、商号を紀州鉄道ホテル蔵王と変更した。その後は土地と建物を所有する紀州鉄道の子会社として本館47室、別館18室などを備えたホテルを運営してきた。

 アジア圏からの集客に注力したほか、大河ドラマ「天地人」による観光客増もあり、2010年には年間売上高約3億6600万円を計上したものの、東日本大震災や蔵王山の火山活動活発化などの影響から集客がダウン。今年3月にホテルの不動産は紀州鉄道から東京都内の企業に売却された。さらに今月13日付で現在の商号に変更され、本社も山形市蔵王温泉から東京都内に移された。ホテルの営業は23日で停止している。
山形新聞