大型連休、入り込み89%増 長野県内の主要観光地51カ所

 4月25日〜5月6日の大型連休中に長野県内の主要観光地51カ所を訪れた観光客数(延べ利用者数)は507万5千人で、前年同期(4月26日〜5月6日)を89%上回ったことが28日、県観光部のまとめで分かった。善光寺(長野市)で7年目に一度の御開帳が開かれ、3月に北陸新幹線(長野経由)が延伸開業したことなどから大幅に増加したとみられる。

 51カ所のうち前年水準を上回ったのは41カ所。善光寺が前年の7倍の224万4千人で、戸隠高原(同)も58%増の6万人に上った。同時御開帳が開かれている元善光寺(飯田市)にも前年の29倍の8万8千人が訪れた。

 新幹線延伸開業の効果もあって軽井沢高原(北佐久郡軽井沢町)は15%増の59万2千人。好天に恵まれた黒部ダム(大町市・富山県境)が24%増の8万7千人、御嶽山噴火後の復興支援PRに力を入れた奈良井宿(塩尻市)は21%増の5万2千人だった。

 前年を下回ったのは4カ所で、桜の開花が昨年より早かった懐古園(小諸市)が33%減の1万8千人、光前寺(駒ケ根市)が14%減の6千人だった。菅平高原(上田市・5万4千人)や下諏訪温泉・諏訪湖(諏訪郡下諏訪町・2万4千人)など6カ所は前年並みの入り込みだった。
(出典:信濃毎日新聞