原油201428日のニューヨーク市場で原油先物相場が急落した。一時は祝日前の終値を約11%下回る1バレル65.69ドルまで下落し、2010年5月以来約4年半ぶりの安値をつけた。石油輸出国機構(OPEC)の減産見送りで需給が緩んだ状態が続くとの見方が広がり、売りが優勢になった。株式市場では売りと買いが交錯したが、原油安が個人消費の支えになるとの見方がやや優勢となり、ダウ工業株30種平均は最高値を小幅に更新した。
原油価格が大幅に下落し、足踏みが続く日本経済にとってガソリン安などが追い風になりそうだ。ただ円の下落が原油安の効果をそいでいる側面がある。ガソリン価格は1年前に比べるとなお1%高い水準。円安によって原油価格の下げ分が相殺されたほか、消費増税によって1リットル5円程度価格が上昇したためだ。
25日時点のレギュラーガソリン店頭価格(全国平均)は1リットル158.3円と、7月から19週で計11.6円(7%)下がった。
原油価格が現在の水準ならば、いろいろな相殺条件を加味しても、ガソリンは1週間以内に1リットル3、4円下がるとの見方もある。