141030201北海道では、タイヤ窃盗被害が例年にないペースで増加している。
道警のまとめでは、今年1〜9月の盗難件数は1053件と前年同期の1.6倍で、多くは転売目的とみられる。
冬タイヤへの交換時期を迎え、被害の拡大が懸念されている。道警は「被害の7割超は無施錠の物置や車庫。タイヤにチェーンをかけるなどして自衛を」と呼び掛けている。

道警によると、タイヤ盗難は例年4〜5月、10〜11月のタイヤ交換時期に発覚し、被害届が増加する傾向がある。しかし、今年は7〜8月も331件と前年同期の2倍超に急増。9月末時点で、2013年の年間1121件に迫っている。

タイヤ盗難が相次ぐ背景には、質の高い日本製タイヤの海外での人気が挙げられる。
財務省貿易統計によると、道内からの中古タイヤの輸出量は年間120万〜150万本で推移し、今年も120万本を超えるペースになっている。

札幌市内のタイヤ販売業者は「タイヤには製造番号などがなく、盗難品との区別がつきにくい。個人の輸出業者などに流れているのでは」と漏らす。
タイヤホイールの材料のアルミニウム価格も高騰しており、道警は国内外での転売が目的とみる。