今夏の海氷面積は過去6番目の小ささ

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 今夏の北極海の海氷面積は、1978年の観測開始以来6番目に小さかったと、米航空宇宙局(NASA)が発表した。北極圏は比較的涼しかったが、減少傾向に歯止めがかからなかった。NASAは「考えられている以上に海氷の厚さが薄くなっているため、解けやすい状況が続いている」と推測し、地球温暖化の進行を懸念している。

 人工衛星などの観測データを解析した。今夏の最小期にあたる9月17日時点の面積は502万平方キロで、昨年とほぼ同じだった。この30年の最小期の平均に比べ、日本列島の3倍を上回る120万平方キロも小さくなった。