温室効果ガスの排出量が今のペースで増え続けると2050年の気候がどうなるのか−。世界気象機関(WMO)は世界各地の気象予報番組を動画サイト「ユーチューブ」で公開。日本は紅葉の見ごろがクリスマスになるという。23日に米国で開かれる国連気候変動サミットを盛り上げる試みの一つで、世界10カ国以上のテレビ気象キャスターが登場。ビデオは会場内でも上映する予定だ。

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 日本からは、NHKの気象キャスターで気象予報士の井田寛子さんが2050年9月23日の気象を予報。「お彼岸になっても仙台、東京、名古屋で厳しい暑さが収まらない。熱波により京都の紅葉の見ごろはクリスマスごろになりそうで季節感は大きく変わってしまった」と話した。猛暑の続く日本列島にスーパー台風が接近、「大雨に最大級の警戒をしてほしい」とも。

 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書を基に未来の姿を想定した。ベルギーのテレビ局は「12月でも雨が降りやすくホワイトクリスマスにならない」などとした。

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