「街角のスケート場」と親しまれていた、神奈川スケートリンク(横浜市神奈川区)が30日の今日で営業を終了した。

63年間という長い歴史をつくってきたスケート場が幕を閉じ、またひとつ、昭和の面影が消えていく。

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29日には最後のイベントが開かれ、約700人の市民らが半世紀以上にわたり親しまれたリンクに別れを告げた。

神奈川スケートリンクは昭和26年(1951年)2月、日本貿易博覧会跡地に開設。建物は博覧会で使われた演芸館と茨城県から移設してきた旧日本海軍航空隊格納庫を転用しており、老朽化に伴う耐震性などの問題で現地建て替えを決めた。
リニューアルオープンは2015年12月を予定。メーンリンクを国際規格(60メートル×30メートル)に拡大。
工事期間中の代替リンクをことし10月ごろに旧市立横浜総合高校(同市中区翁町)体育館に設置する。

一般利用者やフィギュアスケート教室、アイスホッケー団体など年間15万〜16万人が利用する人気施設で、ソチ冬季五輪のフィギュアスケート男子で金メダルを獲得した羽生結弦選手が震災後一時的に練習場所としていたこともある。

イベントでは、同リンクを拠点とする若手のフィギュア選手らがアイスショーを披露。92年のアルベールビル五輪スピードスケート男子500メートル銀メダルの黒岩敏幸さんも姿を見せ、「学生時代に練習したリンクがなくなるのは寂しいが、新しいリンクからメダリストが生まれてほしい」と話していた。