長野県駒ケ根市の中央アルプス千畳敷カール「極楽平」(標高約2800メートル)付近で、雪解けにできる雪形「島田娘」や「稗蒔(ひえまき)小僧」が見頃を迎えた。駒ケ根観光協会によると、29日現在、千畳敷の積雪は三メートルで例年より多い。
雪形1雪形2

 島田まげと呼ばれる「島田娘」の頭は、くっきりと浮かび、若々しい黒髪の娘を連想させる。左隣には、てんびん棒を肩に担いだ「稗蒔小僧」が、忙しそうに走り回るように見える。雪形が消えると、伊那谷は梅雨入りの季節を迎える。