プロ7年目でノーシードの遠藤彰(34=新進加工)がツアー通算28戦目でベスト発進となる11位につけた。

 5バーディー、2ボギーの69を「上出来です。朝イチでOKバーディーが来たんで波に乗れました」と笑顔で振り返った。

 山形県出身。かつてはアルペンスキーで五輪を目指したが、17歳でカナダ留学中に右ひざじん帯を痛めて断念。リハビリを兼ねてゴルフをはじめ、19歳から本格的にプロを目指してきた。最終QTランク20位で初のシーズンフル参戦となった今季、3試合に予選通過したことで、自信をつかんだという。

 若い世代の台頭著しい中、無名の34歳は「僕は遅咲きだけど、同じ舞台にいる。ゴルフは個人スポーツだし、自分次第ですよ」と話す。第1目標のシード獲得へ、上位を狙っていく。