090130 陸上自衛隊が「さっぽろ雪まつり」の大雪像製作の削減を札幌市などに求めていた問題で、同市は29日、2015年のまつりから1基削減を受け入れる方針を明らかにした。大通会場の大雪像は計5基。陸自は次回(来年2月5〜11日)、このうち3基を従来通り製作するが、15年以降は2基に減らす。

 9月3日に上田文雄市長が来年の雪像製作を陸自に要請する場で、正式に合意する見通し。

 上田市長は29日の記者会見で、「陸自に(3基の製作を)お願いするが、自衛隊の役割が多様化してきた事情もあって、厳しい状況になっている」と説明。今後はスポンサーなどとの調整を急ぐとともに「大雪像に代わる方法がないかを含め、まつりの魅力を持続させられるよう検討する」とした。同市は他団体による製作で5基を維持する方法も検討する。

 陸自は、雪像を制作する約1か月間、隊員が訓練不足になることから、協力体制の縮小を市などに打診し、当初は14年2月の開催から削減する意向を非公式に伝えていた。だが、市や関係団体が難色を示したことから、削減時期を1年遅らせて2年後とする妥協案を示していた。市は陸自側との交渉を重ねた結果、これ以上の説得は困難と判断した。