来年のソチ・パラリンピック代表に内定している日立ソリューションズ・スキー部の新田佳浩ら3選手が28日、京都府京田辺市の同大京田辺キャンパスで、本番のコースを再現したシミュレーションシステムを使用した練習を公開した。

 体験できるコースはクロスカントリーとバイアスロンの計3種類。選手はスキー場の映像を見ながら、ローラースキーの走行訓練ができる器具「トレッドミル」(幅2メートル、長さ3.5メートル)の上で本番さながらに、熱のこもった練習をした。トレッドミルの傾斜は最大9度、時速は14キロまで上げることが可能で、滑走している時とほぼ同じ負荷を体にかけられるという。

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 約30分間の練習を終えた新田は「いかに心拍数を抑えるかがポイント。どこで勝負をかけるか、少しずつ見えてきた」と手応えをにじませた。心拍数や乳酸値の測定も行い、スピード練習や筋力強化など選手ごとの練習内容作りにも活用。さらに、トレッドミルの速度を調節して有力選手の滑りを想定した練習も行う予定だ。

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 荒井秀樹監督は「現地に行って初めて立てられる戦略が、日本にいながら練られる。科学的にメニューを提示できるというのも大きい」と話している。