img1307282201 八戸市のパラグライダー愛好家グループ「SKYMASTERS PGC」(前田政弘会長)が、七戸町営スキー場を飛行の発着点に活用する取り組みを進めている。「七戸スカイパーク」と名付け、町と使用に関する覚書も締結。主に週末に利用する考えで、「八戸から近くて飛行条件もいい」とフライトを心待ちにしている。
(デーリー東北)


七戸町営スキー場で空中散歩  東奥日報

 夏季に利用されていなかった七戸町左組の町営スキー場をパラグライダーのフライト場として利用する取り組みが始まった。ヤマセが正面から吹くことや山頂との標高差が約120メートルと適度なことから、パラグライダーを行う条件に合っているという。20日には「七戸スカイパーク」と称して、スキー場がパラグライダーのフライト場としてオープンした。

0730b フライト場としての利用は、八戸市や十和田市など県内のパラグライダー愛好家でつくるクラブ「スカイマスターズ・PGC」が同町やスキー場の指定管理者となっている南部縦貫に働き掛けて実現した。
 同クラブによると、県南地方にはパラグライダーのフライト場がなかった。そのため長年候補地を探していたが、東北新幹線七戸十和田駅開業で県内各地からのアクセスが良くなった七戸町スキー場に着目。夏季の利用方法を探していた町や南部縦貫とも考えが一致し、フライト場として利用することが決まった。
 同クラブの前田政弘会長は「地域を活性化したい町の思いとクラブの飛びたいという思いが一致してオープンに至った。今後、町の観光の一環として貢献できればうれしい」と話した。
 同クラブは今後、週末を中心に初心者対象のパラグライダー体験会の開催などを検討している。
 また、8月16日に同町七戸中央公園で行われる「しちのへ夏まつり」では、子どもを対象にした無料のパラグライダー体験会を行う。