takanashi ノルディックスキー女子ジャンプで昨シーズン、初の総合優勝を果たした高梨沙羅(16=クラレ)ら女子ジャンプ日本代表のメンバーが23日、午前10時前発の航空機で成田空港を出発し、ドイツへ向かった。
 今季サマーシーズン初の海外遠征となる、サマーグランプリをドイツ・ヒンターツァルテンで2戦(26日=個人、27日=混合団体)行い、今月下旬に帰国する予定。
 高梨は昨シーズン、このサマーグランプリで総合優勝し、本格的な冬のシーズンでも女王の座をものにした。今季もソチ五輪イヤーに弾みをつけたいところで「今年も夏に、しっかり土台作りをして、自分に自信が持てるようなジャンプをしたい」と語った。
 来年2月7日開幕のソチ五輪まで、半年あまり。金メダル候補の女王に、焦りの色はなく「五輪までは、まだあと数カ月あるので、今は目の前の大会をしっかり戦いたいです」と腰を据えた。
 前日22日には都内の国立スポーツ科学センターで風洞実験も体験した。出発時に腕時計の電池が切れたが“本職”ではソチ五輪へ充電を完了させる。
(日刊スポーツ)