default 北上市は17日、公募していた夏油高原スキー場の運営会社に、長野県白馬村の「クロスプロジェクトグループ」を選定したと発表した。6月中に本契約を結び、7月から運営を委託したい考え。高橋敏彦市長は記者会見し、「市民と一緒に考えながらもり立てていけるような雰囲気を作っていきたい」と語った。
 同社は同日、決定前に市内で開かれた公開発表の場で、10年間の運営方針を示した。割高といわれていたゴンドラ・リフト料金を値下げし、冬季の集客アップを目指すほか、秋田県や宮城県で無料券を配布するなどして誘客を図り、商圏拡大につなげる。星空観察ナイトツアーやネイチャーツアーなど体験プログラムを充実させ、年間を通じて集客を確保する。
 同社は同様の取り組みで、経営に参画してきた九つのスキー場で2%〜約2倍の売り上げ増を達成したという。夏油高原では、初年度の冬季利用者は震災前水準の8万人、通年は12万人を目標にし、1年目から黒字化を目指す。10年目には、冬季で13万4000人、グリーンシーズンで8万人、温泉などで5万5000人の計26万9000人の利用者を見込んだ。
(読売新聞)


 東日本大震災後の経営不振から事業者が撤退した岩手県北上市の夏油高原スキー場の再建で、同市は17日、後継の運営会社にクロスプロジェクトグループ(長野県白馬村)を決めたと発表した。
 スキー場は北上市の所有。運営してきた夏油高原開発の親会社、加森観光(札幌市)が利用者の減少で5月末に撤退、新たな企業の募集にクロス社が応じたため、市が選定委員会を開いて決めた。スキー場はクロス社に無償で貸す方針。
 クロス社は長野県などでスキー場やキャンプ場を展開している。夏油高原開発の社員約10人のうち5人は市が一時的に雇用を引き継いだが、クロス社が出資する運営会社が採用する見通しだという。
(産経新聞)


<クロスプロジェクト・辻社長 ブログより>
夏油高原スキー場の運営を受託いたしました
北上市プレゼンテーションが終わりました
東北ナウ