安倍晋三首相は30日、史上最高齢の80歳で世界最高峰エベレスト(8848メートル)の登頂に成功した冒険家三浦雄一郎さんの偉業をたたえ、政府として「(仮称)三浦雄一郎賞」を創設する方向で検討に入った。

 複数の政府関係者が明らかにした。表彰は困難を伴うテーマに不屈の精神で挑戦し、偉業を成し遂げた人を対象とする方向。表彰の形態や名称は、なお調整している。
 近く三浦氏の意向を確認し、決定する。三浦氏は2003年のエベレスト登頂時に内閣総理大臣表彰を受けており、政府は今回、同氏本人に対する表彰は見送る方向だ。

 首相による表彰は国民栄誉賞や内閣総理大臣顕彰などがある。個人の名を冠した賞としては小泉内閣が2006年、アフリカで活動する医学研究者らを対象にした「野口英世アフリカ賞」を創設したが、存命の個人名を冠したものはない。