2月8日にも全面復旧 国交省が調整 (朝日新聞)

 笹子トンネル(山梨県)の天井板崩落事故があった中央自動車道上り線について、国土交通省が、2月8日を軸に通行止めを解除して全面復旧させるよう、中日本高速道路会社などと最終調整していることが分かった。現在は下り線を使って対面通行にしている。

 国交省は当初、2月下旬に完全復旧させる方針を明らかにしていたが、崩落現場を含め天井のコンクリート部分そのものの損傷が比較的少なかったため、工期を早められると判断したと見られる。9〜11日の3連休にも配慮した。

 太田昭宏国交相は1月26日、崩落現場で進む復旧工事を視察した後、「全体の8割の工事が出来ていると聞いた」として、中日本高速道路にさらに復旧を早めるよう強く要望したことを明らかにしていた。