東京都は21日までに、今春の都内のスギとヒノキの花粉飛散量について、都が調査を始めた1985年以降、過去3番目の多さになるとの予測を発表した。飛散の少なかった昨春の5〜6倍になる見通し。昨夏の気温が高く、降水量も少なかったことから、花芽がよく成長したという。

 都によると、花粉が飛び始める時期は例年並みの2月14〜16日ごろ。飛散量のピークは2月下旬〜3月上旬ごろで、5月上旬まで飛び続ける。

 花粉は気温が高い日や風が強く乾燥した日に多く飛散する。今春は1平方センチ当たり8768〜1万1862個と予測され、花粉の量が「多い」とされる日は、例年の2倍近くの47日程度になるとみられる。
(日経新聞)