日韓青少年冬季スポーツ交流事業で韓国に派遣される中学生のスキー選手団の代表3人と指導者らが9日、県庁を訪れ、米田進教育長を表敬訪問した。

 同事業は日本体育協会が主催。97年に始まり、02年のサッカー日韓ワールドカップ開催を契機に03年に冬季交流もスタートし、今回が11回目。秋田から参加するのは初めて。

 アルペンとクロスカントリー選手の県内中学生40人が参加。派遣期間は20〜27日で、18年冬季五輪で会場となる江原道平昌郡の龍平(ヨンピョン)スキー場で韓国の中学生と合同練習して親睦を深める。2月には逆に韓国の中学生を秋田で受け入れ、田沢湖スキー場で練習する。

 米田進教育長は「文化や歴史の違いを柔軟に受け入れることはグローバル化社会に生きる上で必要。自ら積極的に行動していろいろなことを感じる機会にしてほしい」と述べた。横手市立十文字中2年の永岩純奈さんは「勉強した韓国語を使って会話をしてみたい」と笑顔を見せた。
(毎日新聞)