若いスキー客増へ学生が提案 (中国新聞)

13010901 広島修道大(広島市安佐南区)の学生が8日、広島と島根のスキー場2カ所の関係者に、若者客を増やす秘策を提案した。都市計画や地域デザインを学ぶ授業の一環で、スキー客からの聞き取り調査を基に案を練った。

 ユートピアサイオト(広島県北広島町)と瑞穂ハイランド(島根県邑南町)の営業担当者計3人が同大を訪れた。2〜4年生の8班に分かれて発表した。

 大学とゲレンデを結ぶ直行バスの運行、マッサージサービスなどのアイデアが飛び出した。「若者グループには地元の食材を使った鍋料理が喜ばれる」と同世代ならでは提案もあった。両スキー場は今後、アイデアの実現に向け検討する。

 リクルート(東京)の関連会社が、全国で若いスキー客を増やすプロジェクトを展開。中国地方では同大と両スキー場を仲介した。学生約170人が取り組んだうち、この日は優れた案を発表した。