日本列島は10日、冬型の気圧配置が強まり、北日本から西日本の日本海側を中心に広い範囲で大雪となった。大雪は10日夜まで続く見込みで、気象庁は交通障害などへの警戒を呼びかけた。関東地方でも今冬一番の寒さとなった。
201212100600-00

 気象庁によると、本州付近の上空に非常に強い寒気が流れ込んだ影響で、北陸や東北地方の日本海側を中心に大荒れの天気となった。11日午前6時までの24時間に予想される降雪量は多いところで東北・北陸100センチ、関東甲信(長野)・近畿60センチ、北海道・中国50センチ、東海(岐阜)40センチ。
201212101215-00
201212101250-00
12121009

 10日に予想される最大風速は北海道23メートル、東北20メートル、北陸22メートル。最大瞬間風速は30〜35メートルに達する場所もあるという。
 一方、関東地方でも朝の冷え込みが厳しく、10日朝の最低気温は東京・八王子がマイナス3.8度、さいたま同3.9度、神奈川・小田原同0.3度、千葉・成田同5.3度など各地で氷点下を観測。いずれもこの冬の最低気温となった。
(日経新聞)