今日(29日)、低気圧が発達しながら北海道の北を北上し、北日本には強い寒気が流れ込む見込み。
ふたたび北海道では雪になる所が多く、日本海側では猛吹雪く所も。

その後もオホーツク海沖で低気圧が発達する見込みで週末にかけて、真冬の状態が続く。
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一方、日本海の海水温に着目すると、温度が平年より高い状態であり、海上に寒気が流れ込むことで、より雪雲が発達することも考えられる。
海面水温_20121128海面水温平年差_20121128


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写真は、富山県高岡市の雨晴海岸では、「気(け)嵐(あらし)」が一面に立ち込める幻想的な光景が広がった。 気嵐は、海面の水蒸気が海水より温度の低い空気に冷やされて発生する霧の一種。


11月下旬から例年より寒気の流入が多くなっています。通常冬季は、ジェット気流がロシア極東とアリューシャン列島、北米東部の3か所で蛇行し南下して日本への影響を与えるそうですが、今季はアリューシャン付近の蛇行がなく、その一部がロシア極東付近で大きく膨らんで日本付近へと南下しているとのこと。
そのうえ、11月上旬まで日本付近は気温が高い状態が続き、海水温も高めに推移しているため、その温度差が大きいのが特徴である。この状態が続けば、例年より早く、真冬のような吹雪に見舞われる可能性もありそうだ。