世界有数の太陽電池メーカーであるカナディアン・ソーラー(本社:カナダ・オンタリオ州)は、ドイツのヴィッテンベルクにある欧州最大級の屋内スキー場に自社の太陽電池モジュールを提供している。
 今回提供したカナディアン・ソーラーの太陽電池モジュールは、「アルペンセンター ハンブルク‐ヴィッテンベルク」の屋上に設置され、出力規模は合計3.6メガワット。この設置により、自家発電によって電力コストを大幅に削減するとともに、設置した太陽光発電システムの下部に生じる日陰の効果により、冷却システムの稼働に要する電力を低減するという、二重の効果を得ることができる。

太陽光発電 スキー場を経営するオランダのヴァン デル ヴァルク グループは、3万平方メートルのスキーコースを有する同施設を運営するためのエネルギーコストの削減という大きな課題に直面していた。今回、屋上に設置された太陽光発電システムにより、公共の送電網や再生可能エネルギー法(Erneuerbare-Energien-Gesetz=EEG)の助成金に依存することなく、年間を通じて自家発電のエネルギーのみで施設を運営することを可能にした。また、太陽光発電システムの下部に生じる日陰の効果で、結果として屋上の表面温度は設置前と比べて2分の1の温度となるため、施設内を年中摂氏マイナス1度に保つための冷却技術に要する電力も大幅に抑えることができ、電力消費量の削減につながる。なお、今回のプロジェクトは、Dr. Metje Consulting(ドイツ・ハンブルク)の企画、実現によるもの。

 今回のプロジェクトについて、Dr. Metje ConsultingのChristian Metje氏は次のように述べている。「このような大規模な屋根設置型の太陽光発電システムでは、太陽電池モジュールの効率性と品質が最も重要になる。特に、今回は自家発電で需要電力を全てまかなうため、性能低下に耐えうるモジュールであることを重視した。」
 また、カナディアン・ソーラーCEO兼会長のショーン・クゥ氏は次のように述べている。「今回のプロジェクトは、『政府の助成金に依存せずに、施設運営に要する電力を完全に自家発電でまかなう』という、太陽光発電の将来像を示すもの。膨大な電力を必要とする屋内スキー場が太陽光エネルギーを採用することは、まさに太陽光発電の効率性の高さを証明している。その中で、今回当社の太陽電池モジュールをヴィッテンベルクに提供できたことを大変誇りに思う。」


カナディアン・ソーラー
 世界第3位の太陽電池モジュールメーカー。シリコンインゴットからウェハー、セル、太陽電池、システムに至るまで一貫した生産体制により、欧米やアジアを中心に世界的に事業を展開。本社、カナダ・オンタリオ州。
 http://www.canadiansolar.com
 http://www.canadiansolar.co.jp