ブリヂストン(東京都中央区)が北海道限定で発売する氷上性能に特化したスタッドレスタイヤ「BLIZZAK SI−12」の試乗会が11日、北海道安平町で開かれた。

ブリヂストン 試乗会は安平町のスケートリンク「せいこドーム」で行われ、東京の自動車ジャーナリストや北海道のタイヤ販売店関係者ら約50人が参加。従来のタイヤと乗り比べて、氷上でのブレーキやコーナリングの性能を実感していた。
 同社では「氷上の性能に特化した代わりに、直進安定性など若干低下するところもあるが、あえてチャレンジして氷上グリップの向上に絞って開発した。これからもよりよいスタッドレスタイヤの開発を進めていきたい」と話している。
 10月26日から北海道のブリヂストンタイヤショップ限定で発売する。オープン価格で、同社では2000本の販売を目標にしている。
 SI−12は、オクタゴンパタンと呼ばれる八角形の細かい溝を持つパタンと親水性発泡ゴムを採用することによって水膜除去、凝着摩擦、ひっかき効果の向上を図ることができる。従来の「BLIZZAK REVO GZ」と比べると、氷上制御距離で19%、氷上加速タイムで21%、氷上旋回タイムで12%の短縮という。 (産経新聞)