祭典舞台は整った 清流国体あす開幕 (岐阜新聞)

 第67回国民体育大会「ぎふ清流国体」本大会は、29日に岐阜市長良福光の長良川競技場で天皇、皇后両陛下をお招きして総合開会式を行い、華やかに開幕する。岐阜県選手団の約800選手をはじめ、47都道府県から選手計約1万8000人がエントリーしており、県内各地で熱き戦いを繰り広げる。

120928 国体はスキー、スケートなどを行う冬季大会と本大会とに大別され、本大会では37の正式競技と二つの公開競技を実施(水泳のみ会期前実施競技として開催済み)。ホスト県となる岐阜県は、正式競技の成績を基に都道府県対抗によって争う天皇杯(男女総合成績)と皇后杯(女子総合成績)で47年ぶりの両杯獲得を目指す。
 岐阜県は今年初めに行われた冬季大会と17日に閉幕した水泳競技会を終えての総合成績で天皇杯7位、皇后杯6位につけている。選手強化に尽力してきた県体育協会や県競技力向上対策本部などは、29日の本大会開幕以降に行われる36の正式競技すべてで上位進出を果たして8位入賞以上に与えられる得点を積み上げ、両杯の獲得を目標に定めている。
 また、会期中には正式、公開の各競技のほか、デモスポ行事(デモンストレーションとしてのスポーツ行事)も各地で行われ、県内全42市町村では全国から訪れた選手や大勢の応援者らに岐阜の魅力を伝えようと官民一体となった取り組みが進められている。