富山地方気象台は25日、県内の3か月予報を解説する説明会で、この冬は暖冬になるとの見通しを示した。

 気象台によると、今夏以降、ペルー沖の太平洋で海面水温が高くなる「エルニーニョ現象」が発生している。エルニーニョ現象が起こると、日本付近は冬型の気圧配置が弱まるため、今冬は気温は高くなるほか、降雪量も減ると予想されるという。気象台は、10〜12月の気温は平年並みとみている。
 また、富山市の9月の平均気温が統計を開始した1939年以降、最も高くなるとの見通しも示した。同月中旬までの平均気温が26・2度と過去最高なのに加え、今後1週間も気温が高い日が続くと予想されているため。 (読売新聞)