スキーの高梨「うれしいし光栄」 ジャンプ総合Vから帰国 (共同)

1209253 ノルディックスキー・ジャンプ女子で今季から始まったグランプリ(GP)の総合優勝を果たした15歳の高梨沙羅(グレースマウンテン・インターナショナル)が25日、成田空港に帰国し「うれしいし光栄なこと」と笑みを見せた。
 ジャンプ女子は昨季からワールドカップ(W杯)が始まり、今季から同格の大会として夏にGPが実施されるようになった。高梨は23日、カザフスタンのアルマトイで個人最終戦(HS106メートル、K点95メートル)を行い、1回目に98メートル、2回目に最長不倒の107メートルを飛び、合計240・1点で前日に続いて2勝目を挙げ、GP総合女王に輝いた。賞金が出たそうで「学校の教材やスキーに使いたい」と話した。
 今後は国内でW杯に備える。「コンスタントにいいジャンプができるように練習したい」と意欲的だった。
 女子は昨季からワールドカップ(W杯)が始まり、GPは今季からスタート。男子の日本勢では1994年の岡部孝信(雪印メグミルク)、97、98年の原田雅彦、2010年の伊東大貴(雪印メグミルク)がGP総合を制している。