『自然エネで植物工場を立ち上げ』

 新潟県上越市の電気設備、電気工事など12社でつくる「上越ニュービジネス研究会」が、自然エネルギーを使って野菜を栽培する「植物工場」のシステム開発を進めている。上越市三和区に水力や風力、太陽光発電装置を設置し、8月にもレタスなどの葉物野菜の水耕栽培を試験的に始める。
 研究会は15日、三和区の三和浄水場近くにプレハブハウスを設置。今後、ハウスの屋根に太陽光、近くの川に水力、周辺の山などに風力の各発電装置を据え付ける。発電量は水力を主力に最高1キロ・ワットを見込む。弱い風でも発電できる高性能装置の開発も検討している。事業費450万円のうち300万円を上越市が助成する。
 約25平方メートルのハウス内に、3、4段の棚を置き、レタスであれば300〜500株を栽培できる。照明や空調装置を使い、レタスなら40日余りで収穫が可能になるという。植物工場は、天候や病虫害に左右されずに安定的に農作物を栽培できる強みがあり、研究会は特許の取得も視野にシステムの商品化を模索する。ただ、河川や農業用水路で水力発電を手がけるには水利権が必要になる。研究会の小林清作会長は、「水利権の規制緩和に期待しながらシステム開発を進め、来年には栽培を本格化させ、農作物の販売を始めたい」と話している。 (読売新聞)


さて、その事業性は?

生産物(野菜)は、露地物よりは高く売れるとしても、レタスで売上100〜150円/個くらい?
1サイクル400株生産出来て4〜6万円。
生産の1サイクルが40日間、年間で9サイクル生産が可能として約50万円(年間)。
この設備&生産単位を1モジュールとして考え、最低限、この20〜30倍規模で個人経営レベルでも必要単位と思う。
一方、設備の減価償却を考えると、初期投資(450万円)の内、市の助成金で実質の投資は150万円でも、投資回収分としても3〜4年掛かる。
その後の老朽化による修繕費を盛り込むと延々と投資して、投資回収が追いつかない計算。
徹底的な無人管理と最低限の人件費(収穫と植え付け時)とし、光熱費も自然エネルギーでゼロ円で計算しての粗々の金額。
高付加価値の野菜をつくらないと、単体事業としての実現性は厳しいのかな?
植物工場に人件費を掛けず、事業を多角化して、トータルの収入(収益)をあげることを考えるのでしょうね。
天候に左右されずに安定生産できることを考えると、トータルでメリットが出るのかもしれません。
それにしても、農業経営は大変ですね。(軽く計算したレベルで考えは薄いですので悪しからず!)

そんなことを少し思うと、『考え方(夢)』が膨らみます。
『起業』という観点で、ものごと考えていくと面白いですね!