長野県内の主要スキー場24カ所の2011年度の利用者数が、前年度比5・5%増の497万人となり、4年ぶりに前年度を上回ったことが24日、長野経済研究所(長野市)のまとめで分かった。同研究所は、東日本大震災や県北部地震の影響で前年度水準が低かったため―と分析。09年度比では6・8%減、ピークだった92年度の34・3%の水準で、同研究所は「減少傾向に歯止めはかかっていない」(調査部)としている。

 月別の利用者は、12月(一部11月分を含む)が中南信地方の雪不足などで前年同月比1・8%減、1月は豪雪で北信地方を中心に客足が鈍り2・2%減、2月は3連休が今年はなかったため11・1%減。一方、前年度は震災と県北部地震の影響を大きく受けた3月が、81・8%増と大幅に伸びた。

 24カ所のうち利用者が増えたのは16カ所。このうち増加率が最も大きかったのはタングラムスキーサーカス(上水内郡信濃町)で、19・8%増。菅平高原(上田市)が16・6%増、北志賀高原(下高井郡山ノ内町)が14・6%増で続いた。減少したのは8スキー場だった。

 調査は1992年度に開始。昨年度まで3年連続で過去最低を更新していた。(信濃毎日新聞)