全国高校総合体育大会(全国高校体育連盟、毎日新聞社など主催)の、第61回全国高校スキー大会が30日、山形市で開幕する。競技は31日から4日間で、アルペン(大回転、回転)、ノルディックのジャンプ、複合、距離(フリー、クラシカル、リレー)に、41都道府県から948人(男子575人、女子373人)が参加する。

 アルペン男子は、昨年の回転を制し、今季は海外遠征にも参加している地元の深瀬和志(日大山形)が出場を取りやめた。新賢範(北海道・札幌第一)、安藤佑太朗、成田秀将(ともに北海道・北照)の3年生に、広島聖也(北海道・双葉)、小原健汰(日大山形)の2年生が迫る構図になる。女子は川浦あすか(文化学園長野)を石川晴菜(北照)が追う。

 ジャンプの男子は、3連覇を狙う清水礼留飛(新潟・新井)の実力が抜けている。初めて女子種目が公開競技として行われ、伊藤有希(北海道・下川商)ら6人がエントリーした。

 複合は加賀巧哉(秋田北鷹)を軸に、山元豪(富山・雄山)、伝田翁玖(長野・飯山北)らも力がある。昨年優勝の堀米翔大(長野・飯山)は、ジャンプの出来が連覇のカギになる。

 距離の男子はフリー、クラシカルとも佐藤友樹(新潟・十日町)と石川潤(北海道・旭川大高)が好調を維持。フリーは清水目亮(青森・野辺地)と藤ノ木光(十日町)、クラシカルでは石川謙太郎(旭川大高)も有力だ。女子は田中ゆかり(旭川大高)と滝沢こずえ(飯山)の1年生が中心となる。